水槽

やっぱりわたしはひとのことを好きになるのが下手なんだとおもう。

 

 

前回書いた11月から、共テを受け、一般を受け、高校を卒業し、すきな人のライブに行き、大学に入学した。大学受験は自分的には満足だったけど、周りと比べると劣っていて悲しい。高校時代の友だちはみんな良い子だったけど、恥ずかしいから早めに縁を切りたい。

 

 

正直に言うと、すきな人が変わった。

わたしは18年しか生きていないのにこの人生で何度も″推し変″をしている人間なので、別に特筆すべきでもないけれど。

受験期はずっと忙しくて、気が立っていたような気がする。そんな中ですきな人のインタビューが公開されて、いつも言っているようなジョークにやけに腹が立って、本当に嫌な気持ちになった。

その頃好きでよく見ている配信者と新しく仲良くなった配信者がいて、その人おもしろいなー、とか思っていたので、まんまとそっちに足をとられてしまった。

正直、ずっとアイドルのオタクはわたしには合わないなあと思っていた。元々配信者とか歌い手とかそういうインターネットの男が好きだったから、すきな人も限りなくインターネットには近かったけれど、やっぱり周りのファンとか、応援の仕方とか、そういうのにあまり馴染めないでいた。

そんな時に久しぶりにめっちゃすきな感じの配信者が現れたんだからそりゃ、そっちのオタクになっちゃうよねー。とか。

受験の日の朝もその人の配信を聞いたりしていた。昼休憩にその人の友だちの配信を見たりもした。この人のせいで受からなかった大学もある、たぶん。そのくらい真剣に追った。過去のアーカイブや切り抜きもたくさん見た。

 

そんな中で、3月14日、2023年5月23日ぶりにすきな人を生で見た。すきな配信者にメロメロしていた時だったから、本当にモチベもクソもなくて、直前までプロセカとかやっていた。撮影可のライブだったので、できるだけ綺麗に残しておきたくてOPを真剣に撮っていた。OPのカウントダウンが終わると、いちばんにすきな人たちが出てきた。その瞬間今までのすべてがどうでもよくなって、スマホを捨てて、ペンライトを振ることに真剣になった。そのうちひさしぶりに見たすきな人たちがあんまりにもかっこいいから、だんだん泣けてきて、ひとりで声をあげて泣いた。普通に隣の人に顔を覗き込まれた。ひさしぶりに見たすきな人たちは、東京ドームがよく似合うアイドルになっていた。本当にうれしかった。だいすきだった。だった。もう昔の熱量は戻ってこない。

 

すきな配信者は、すきな人と誕生日が10日しか変わらない。年も一緒。好きなVtuberも一緒。でも性格は全然違う。

すきな配信者は、目立ちたがり屋だけど自分に自信がなくて、涙もろくて、自己犠牲のきらいがあって、でも、本当に優しくて、本当に面白い人だ。面白いところが好き。配信者はそのくらいで良い。どこが好きとか、あんまり文章にすると、また神格化しちゃいそうで嫌だから。

 

この前すきな配信者が出るイベントに行った。なんか最後に泣いちゃってて面白かった。本当にかわいい人だよ。あんなに不器用で不慣れなイベントなんて初めてで、演者全員とろくに目が合わなかったけど、だからこそ、飾らないきもちが直に伝わってきたような気がする。シンプルに楽しかった。また会いたい。会えると良いな。

 

 

実は最近はあんまり病んでないというか、たぶん躁な気がする。めちゃくちゃ元気、故に、全然良い文章が書けない。文豪たちがそれなりにメンヘラエピソードが多い理由もわかる気がする。元気な時は文章を書く気にならない。この文章もろくに考えずにそのまま書いているから、たぶんクソしょーもない。べつに備忘録だから良いけど。